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ブログ2023.08.15
田子町の盆
妻です。
今日は8月15日。
終戦の日でもあり、ここ田子町にはお盆が訪れています。
町外に住む人は田子に帰省し、空き家に風を通し、墓参りを済ませ、
家の玄関先に提灯を吊し、家の前で「迎え火」を焚き、祖先を迎え
15日には寺で盆踊りをし、祖先の供養
盆が終わると「送り火」を焚き祖先を送る…
みたいな流れだったかな?間違っていたらすみません🙇♀️
こちらに来てから知らない文化に驚くことも多く、
例えば墓参りに「法界折(ほうかいおり、と読む。肉魚を使わない精進料理が主らしい)」というお弁当を持っていってお供えしてお参りし、その後その場でみんなで食べる、という風習があったり…(青森県だけの風習らしいです)
先に話した、家の前で火を焚くのも見慣れない風景なので素敵だなぁと思ったり…
なんの風習もない私たちにとっては、お盆ってなんだか良いなぁ、と感じるのでした。
また、盆踊りの踊りも独特で、南部地方のこの辺りでは「なにゃどやら(ナニャトヤラ、と表記したりもする)」という、ヘブライ語が起源と言われる歌と太鼓に合わせて踊るものがあるのですが、これも町や村ごとに少しずつ違ったりして、興味深いのです。
さらには、町で開かれる「盆踊り大会」ではこの「なにゃどやら」を1時間近くぐるぐると円を描いて踊り続けて個人で競い合い、中央部分から審査員が見定め、背中に〇〇賞と書かれた紙を貼られ、
最も評価された人に超大型テレビがプレゼントされたりと、その光景は面白く独特なものでした(笑)
※写真は去年の盆踊り大会の様子
コロナ禍でしばらく中止されていた寺での盆踊りも今年から解禁されたようで、先程まで太鼓の音がやはり1時間近く聞こえ、
また近所で集まっているであろう子どもたちが花火をやる音も時折聞こえてきました。
なんだか全てが風流で、風情あるものに感じます。
特に今年の夏は、個人的にお腹も大きくあまり積極的に外に出れずにいるので、町の様子を遠目に見たり音や匂いで感じたりすることが多く、
改めてこれが田子町の夏だなぁ、、、としみじみ感じるのでした☺️
都会ではあまり馴染みのなかったお盆。自分たちの祖先のお墓参りもほとんど行ったことないのです。罰当たりですね💦
結局何もしないままこちらに移住してきてしまったので、いつの日か必ず子どもを連れて、ご先祖様のお墓参りに行きたいと思っています。